イヤホンは有線タイプ無線タイプの二つがあり、スマートフォンのイヤホンジャック廃止により無線に移り変わろうとしています。
現在無線のワイヤレスイヤホンは性能が上がってきて有線とあまり変わらなく、各社から次々と開発・販売されています。
それに伴いワイヤレスイヤホンの普及率が爆発的に上がっています。

今使用しているワイヤレスイヤホンから性能を上げたい人。
有線イヤホンからワイヤレスイヤホンに変更したいがどれが良いか分からない人。
今回は完全ワイヤレスイヤホンで音質重視される人におすすめのイギリスの老舗オーディオメーカーCAMBRIDGE AUDIO社から発売されたMelomania1を紹介致します。
Melomania1の紹介
まずCAMBRIDGE AUDIOというメーカーはあまり耳にしないオーディオメーカーだと思います。
CAMBRIDGE AUDIOとはケンブリッジ大学の音楽・オーディオ好きな卒業生たちが集まり、1968年に設立し50年も創業していて、イギリスのロンドンに拠点を置くオーディオメーカーです。
「サウンドファースト」をコンセプトとした音質最優先の哲学により、英国伝統の上質なブリティシュサウンドを長きにわたり提供し、ハイエンドからローエンドまで幅広い商品ラインナップで、多くの人達を魅了し続けている、英国きってのオーディオメーカーです。
普段は据え置きのプリメインアンプやスピーカーなどを開発されているのですが、今回のMelomania1はCAMBRIDGE AUDIO初の完全Bluetoothイヤホンになります。
それでは紹介していきます。
Cambridge Audioが50年間培ってきた”British Sound”。
例えワイヤレスイヤホンであっても一切の妥協を許しません。
MELOMANIA1も例外なく、世界中で数々のアワードの栄誉を受ける商品を開発したエンジニアチーム が、ロンドン本部のR&Dセンターで入念な音響設計を施しました。
どこにいても、煩わしいケーブルに縛られることなく最高のBritish Soundをお楽しみいただくことができます。
②グラフェン加工されたドライバー
信じられないほど軽量で高剛性かつ高耐久性の素材、グラフェン。
ロンドン本部のR&Dセンター在籍の精鋭エンジニアによって設計された、MELOMANIA1のダイナミックドライバーは、グラフェンを塗布されたダイヤフラムと高い磁束密度を有するマグネットにより、極めて高い信号応答性能 を実現。
深く沈み込むような低音域から、明瞭でありながら角が取れた柔らかな高音域までワイドレンジな再生を可能にしました。
③約9時間連続再生、ケースで約4回の充電が可能
Melomania1は最大約9時間*の連続再⽣に加え、チャージングケースに内蔵されたバッテリーで約4回の充電が可能です。
チャージングケースと併せて、最大約45時間の再生が可能です。
注意
*aptXコーデックでの再生時には、再生時間が2〜3割程度短くなります。
④AAC、aptXコーデックに対応
MELOMANIA1はAACおよびaptXコーデックに対応しています。
iPhoneを使っているユーザーも、Androidを使っているユーザーでも、Cambridge Audioのエンジニアが意図した通りの高音質をお楽しみいただくことができます。
⑤汗や水に強い防滴性能
IPX5の防滴性能で急な雨やジムでかいた汗にも十分に耐える防水設計となっています。
これらの他に音声通話もでき、Bluetooth5.0に対応し、イヤホン片側の重量4.6g等の特徴があります。
Melomania1のファーストインプレッション
見た目
正面
スピーカーのようなデザイン。
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横
イギリスらしく無骨でシンプルなデザイン。
軽量化のためか、質感は安っぽいプラスチック。
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装着側
ノズルが他のイヤホンに比べ太いのでイヤーピースの選択肢はあまりなさそう。
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ケース
軽量だが質感は安いプラスチック。
大きさは小さめでポケットやバッグに忍ばせることが出来ます。
著者は持っていないがappleのairpodsのケースとほぼ同じ大きさ。
画像はUSBメモリとの比較
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Bluetooth接続の安定性
検証する場所は
①満員電車
②都会の改札口
③人ゴミの地下街
①:途切れることはなかった
②:数十分に一回の頻度で途切れが発生
③:②と同じでした
結果としては良好でストレスなく音楽を聴ける。
その他補足
イヤーピースはシリコンピース(S/M/L)が付属し(Mが最初から装着)
低反発素材イヤーピース(M)画像真ん中が付属
Melomania1 音質等のレビュー
まず結論から述べます。
ワイヤレスイヤホンの中では最上位レベルの音質で、高音が盛られていたり低音が盛られていることがなくオールジャンルの音楽を聴ける。
- 良く言うと:聴きやすい音質
- 悪く言うと:楽しくない音質
ですが低反発のイヤーピースに変えると低音が強調され、ノリ良く聴ける。
さすが50年の老舗だけあって音質のクオリティが高く、ワイヤレスイヤホンでは値段相応、もしくはそれ以上の音質です。
これ以上を音質を求めるなら現状有線イヤホンしか無いのでは(?)と思うぐらいです。
少し話が脱線しますが、著者は音楽を聴く際に普段使いでは有線イヤホンのゼンハイザーのie 40 proを使用しているのですが、外使いではMelomania1をメインに乗り換えます(笑)
装着性
装着も快適に装着でき、耳にイヤホンをねじ込むだけです。
使用中も軽量のおかげかストレスは感じないです。
遮音性
イヤホンをねじ込む形になるので遮音性はかなりあります。
ノイズキャンセリングイヤホンまでとは言わないですが、それに匹敵するぐらい周りの音が抑えられています。
音楽を流せば周りの音は気にならなくなります。
携帯性
イヤホン本体も小さく軽量で、ケースも小さいので音楽を聴く際、サッと取り出せるので外で使用するにはうってつけのサイズです。
Melomania1の総評
音質~携帯性までといった全ての機能が高いレベルに仕上がっており、完成度がかなり高いワイヤレスイヤホンです。
特に音質重視で購入を迷っている方は真っ先にこのワイヤレスイヤホンをおすすめします。
CAMBRIDGE AUDIOという老舗メーカーだからこそ、50年のノウハウがあってここまで完成度が高いワイヤレスイヤホンMelomania1を作れたのでしょう。
今のワイヤレスイヤホン業界でのトレンドを全て押さえた全部乗せのワイヤレスイヤホンで、なぜこんなにも話題にならないのか不思議なくらいのワイヤレスイヤホンです。
コストパフォーマンスが良く、音質の良いワイヤレスイヤホンを探している方にとっては良い選択肢の一つに入るのではないでしょうか。
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