各メーカー等から高性能なゲーミングモニターが販売されており、どのゲーミングモニターが自分の用途と合っているのか悩んでいませんか？
- 画質を最優先に考える人
- フレームレートを最優先に考える人
- モニターはやっぱり大きい方が良いとモニターサイズを最優先に考える人
- 特に尖った性能はいらずバランスに優れたモニターが欲しい人
人それぞれニーズは違うと思います。
これまでは高リフレッシュレートモニターを求めるのはコアゲーマーというのが一般的でしたが、PS5の120Hz対応などでコアゲーマーに限らずより多くの人に高リフレッシュレートのモニターのニーズが広がっています。
144hzモニターはバリエーションが多く、モニター変えたいけどどのモニターが自分に合っているのか悩んでる人にとって少しでもモニター選びの参考になるように、
今回は低価格高品質を売りにしたモニターメーカーであるPixio PX243をレビューします。
Pixioの紹介
あまり馴染みのないメーカーですが、Pixioは2016年にカリフォルニア州トーランス地方のコアゲーマーによって低価格でコアゲーマーの人に向けた製品を提供すべく設立されました。
余計な製造コストを排除することで設立理念の低価格で高クオリティのゲーミングモニターを提供するということを実現しています。
AcerやBenQなどに比べるとまだ歴史の浅くあまり馴染みのないメーカーですが、今回はAmazonやヤフーショッピングで上位ランキングに入っていたPX243が気になったので実際にPixioの製品を使用して完成度をレビューしていきたいと思います。
Pixio PXC243の主な機能
- FHD 23.6 インチVAパネル液晶画面
- 湾曲モニター
- 144Hz を備える
- Freesync対応
Pixio搭載機能レビュー
Pixio PXC243のデザインコンセプト
全体的な作りはコストカットのためかややチープさは感じます。
モニタースタンドは奥行が結構あるためキーボードの配置によっては干渉してしまいます。
調節機能も角度調節のみで、上下の昇降機能が無いので、モニターの位置やキーボードの配置にこだわりのある人は別途モニターアームが必要になるでしょう。
Pixio PXC243の画質
ただし現代のTNパネルと比較するとそこまでの差異は感じられず、VAパネルだからと言って特別綺麗ではないです。
湾曲モニターは没入感が増すという事なのですが、こちらのPixio PXC243は画面が23.6インチなためかあまり没入感が感じられず、他の平面モニターと同じ体感でした。
湾曲モニターは34インチワイドなどの大型でないとそれほど効果は感じない為、一般的にFPS等e-sportsなどでの使用が想定される24インチモニターでは湾曲である必要性はないと感じました。
Pixio PXC243の応答速度３ms
FPSなど視点が激しく動くゲームに対し応答速度３msは遅く残像が目立つため、他の応答速度1msを実現しているゲーミングモニターと比較するとお世辞にも良いとは言えず残像が気になりましたトラッキングなど多様するFPSなどに使用するには不向きでしょう。
LOLなどのMOBAなどをする人にとっては良いかもしれません。
Pixio PXC243は144Hzで動作可能
144Hzで動作可能なのですが応答速度が3msと遅いため他のゲーミングモニターの144Hz応答速度1msに比べると、ややモタつきが感じました。
その他機能
Freesyncに対応しておりますのでグラフィックボードにradeonを使用していてsteamなどでオフラインゲームをする人であれば使用できます。
Pixio PXC243の総評
Pixio PXC243の良い点
メリット
- VAパネル144Hz湾曲モニターの中で最安値
- 組み立てが簡単
Pixio PXC243の気になる点
デメリット
- ゲーミングモニターとしては機能が少ない
- モニタースタンドが使い辛い
- 応答速度が遅く残像が気になる
まとめ
前提として著者は今まで数々のゲーミングモニターを使用してきたので、今回のPixio PXC243は他のゲーミングモニターと比べると、FPSシーンではやはり不満を感じるいう結果になりました。
ですが、
- とりあえず144hzなど高リフレッシュレートのゲーミングモニターを試してみたいという人
- 値段が20000円切っているのでとにやく安く済ませたいという人
にとっては良いかと思います。
Pixioから購入した場合のサポートも厚く購入後30日以内で付属品など全て揃っているのであれば返品（送料は自己負担）できるので、試しにVAパネルで144Hzといったゲームをする上での最低基準を満たしているゲーミングモニターを使ってみたいという人にはおすすめします。
編集者
谷口 弦矢
ゲーミングPCマガジンの編集者。普段は大学でコンピューターについて学んでいる。ゲーミングPCに関することはもちろん、日々のガジェットニュースに常にアンテナを張って生活を送っている。中学1年生の時、Minecraftにドはまりして以来PCゲームが巣趣味。今はAPEXやPUBGなどのFPSゲームに熱中している。
Twitter：@618genya
Linkedin：genyataniguchi
URL：taniguchi-genya.life
