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ゼンハイザーのハイエンドワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 2」をレビュー

MOMENTUM True Wireless 2

近年爆発的に高性能なワイヤレスイヤホンが登場し、スマートフォンのイヤホンジャック廃止も相まってイヤホンの主流が有線から無線に移り変わろうとしています。

ここ最近のハイエンドモデルワイヤレスイヤホンは特に性能が上がってきて有線イヤホンと聴き比べても引けをとらないくらいの性能を持ち、各社から次々と開発・販売されています。

またワイヤレスイヤホンならではの快適性やAppleのAirpods proSONYのWF-1000XM3などノイズキャンセリングを搭載し尚且つ音質や接続性に長けた多機能でハイエンドのワイヤレスイヤホンのラインナップは年々増加しています。

  • 今使用しているワイヤレスイヤホンから性能を上げたい人。
  • 有線イヤホンからワイヤレスイヤホンに変更したいけどどのワイヤレスイヤホンが合っているのか分からない人。
  • 各社から販売されているワイヤレスイヤホンって何が違うの?と疑問を持つ方。

などに向けてワイヤレスイヤホンを選ぶ際の判断材料として私たちのワイヤレスイヤホンの使用感をお届けします。

今回はオーディオ機器で有名なSENNHEISERのMOMENTUM True Wireless 2をレビューします。

MOMENTUM True Wireless 2は2020年に発売されたワイヤレスイヤホンの中でも最高クラスの性能を誇っており、Technics EAH-AZ70Wと並び2020年のワイヤレスイヤホンの中では大注目のワイヤレスイヤホンとなりました。

MOMENTUM True Wireless 2の性能にフォーカスしていきどういった人に向いてるのか、参考になるようにレビューしていきます。

ゼンハイザーとは?

ゼンハイザーて何?と疑問に思った人に説明しますと、ドイツの音響機器メーカーであり、1945年にフリッツ・ゼンハイザー博士(Dr. Fritz Sennheiser)によって創立されました。

特ヘッドホンやマイクロフォンなどが有名で、音楽制作現場や映画制作現場などのプロフェッショナル用途にも多く用いられてるメーカーです。

その中でもHD 414という製品は1967年に発売され、世界初のオープンエアー型ヘッドホン(開放型ヘッドホン)を開発をするという偉業を成し遂げており、現在も数々の高品質なヘッドホンやイヤホンを開発し続けています。

MOMENTUM True Wireless 2の機能紹介

一度聴いたら、もう戻れない。

MOMENTUM True Wireless2は、VGPアワード2019Summer and 2020で金賞を連続受賞した前モデルから、第二世代に進化。

クアルコム社最新チップと、ドイツ本社で開発した革新的な7mmドライバーを搭載。

どんなジャンルの音楽でも、原音を忠実に再現し、重厚な低音、自然な中音域、ディテールで伸びやかな高音と、全音域がバランスの取れた美しいハーモニーを奏でます。

イコライザーで簡単に音質も調整。

MEMO
正直言いますと「一度聴いたら、もう戻れない」のキャッチフレーズを鵜吞みにしちゃうとガッカリします。

ノイズキャンセリングの新たな境地。

MOMENTUM True Wireless 2は、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載。
遮音性の高い構造がもたらすパッシブアイソレーションと、アクティブノイズキャンセレーションを融合させることで、静寂と高音質を両立。
ゼンハイザーの自然なノイズキャンセリング技術は、喧騒の中でもボリュームを大きく上げなくても音楽に没頭できて、長時間聴いても疲れにくくさせる。

お買い物のレジやちょっとした会話の際にイヤホンをつけたまま話せる外音取り込み機能もさら精度が向上しました。
屋外での交通など周囲の音が聞こえないと危険な場所でも、安心してリスニングを楽しむことができます。

MEMO
ノイズキャンセリングの新たな境地と謳ってますが至って普通の性能です。

最大28時間のバッテリーライフ。

バッテリーも進化し、本体最大7時間+ケース最大21時間の使用が可能。

LDSアンテナと最新のクアルコム社製チップ搭載だから途切れにくい。
プロ向けワイヤレスマイクロフォンの分野で長年定評あるゼンハイザーのノウハウを活用。
最新のBluetooth5.1+Class1採用でより途切れが少なく、安定した接続性。

イヤホンの筐体は前モデルから2mmのコンパクト化に成功し、男性も女性も、より多くのユーザーにフィットし、しっくり安定感のある着け心地。

通話音声も、アルゴリズムの最適化とビームフォーミングにより、とても自然でクリア。

MEMO
バッテリーの持ちや接続性はとても良い

基本スペック

寸法 76.8✕43.8✕34.7mm
USB接続 USC-C
電源 5V=650mA
スピーカー形式 ゼンハイザー7mmダイナミックドライバ
周波数特性(マイク) 100Hz-10kHz
周波数帯域 5-210000Hz
ノイズキャンセレーション Single-Mic ANC
Bluetoothバージョン Bluetooth5.1
充電時間 1.5時間(フルチャージ)/10分(1.5時間操作)
アプリサポート ゼンハイザー Smart Controller
充電池仕様 ビルトインリチウムバッテリー
動作時間 充電ケース併用で最大28時間の音楽再生(全体のみ最大7時間)
対応プロファイル AZDP,AVRCP,HSP,HFP
コーディック SBC,AAC,aptX
イヤカップ形状 インイヤー
パッケージ寸法 170✕115✕45mm
全高周波歪(THD+N) <0.08%(1kHz/94dB)
製品保証 2年
製品重量 全体:70g
片耳:6g
イヤホンケース:58g

タッチ操作一覧

MOMENTUM True Wireless 2の外見

イヤホン本体

イヤホン本体には、マットブラックにアルミ削り出しでゼンハイザーのロゴが施されており高級感が漂います。

イヤホンケース

良い眼鏡ケースのような質感であり、所有欲を満たしてくれます。

サイズもAirpods proより少し大きめでワイヤレスイヤホンのケースとしてはコンパクトなケースです。

充電はUSB-Cで行います。

MOMENTUM True Wireless 2のレビュー

EAH-AZ70Wの評価
音質
(3.0)
ノイズカンセリング
(3.0)
装着性
(3.0)
Bluetoothの接続性
(5.0)
総合評価
(3.5)

音質:★★★☆☆

著者は今までワイヤレスイヤホンでは

Noble Audio FALCON

Airpods pro

SONY WF-1000XM3

AVIOT TE-BD21f-pnk

CAMBRIDGE AUDIO Melomania1

Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2

など使ってきましたのでその経験から他のイヤホンとの違いを感じたことをレビューしていきます。

実際に、MOMENTUM True Wireless 2を聴いてみて、私自身がイヤホンを選ぶ際に一番重視している音質の感想です。

キャッチコピーで一度聴いたら、もう戻れない。

と強気のキャッチコピーを謳っていますが個人的には決してそんなことはなく、ゼンハイザーだからといって実際に聴いてみると少しガッカリでした。

音の傾向としてはドンシャリタイプで高音は若干刺さり気味で低音はしっかり出ている印象です。

チューニングもピヤホンよりで少し音域が広いかなといった印象です。

ゼンハイザーということだけあって音質は万人受けのチューニングでまぁ誰が聞いても音質は悪いと感じることはないでしょう。

ノイズキャンセリング:★★★☆☆

ノイズキャンセリング効果は他社のノイズキャンセリングと比較しても普通レベルであります。AirpodsproやSONYのWF-1000XM3みたく外部とシャットアウトされる感覚はなく、電車内などで使っていてもアナウンスや電車の走行音など少し耳に入ってきます。

あと原因は不明ですが、電車が近づいてくると急にプツプツといったノイズが走り電車が停車するまでプツプツ音が入ってきました。おそらくノイズキャンセリングがデシベル(騒音の値)が高すぎると処理しきれなかったのではないかと思います。

装着性:★★★☆☆

本体のサイズが耳からはみ出るほど大きく、そのせいもあってか1時間ほど装着していると耳が痛くなってきますので、装着性はあまりよろしくないです。

Bluetoothの接続性:★★★★★

Bluetooth接続の安定性を確認する為に満員電車、都会の改札口、人混みの地下街で検証しました。
  1. ①満員電車
    途切れることはなかった
  2. ②都会の改札口
    途切れることはなかった
  3. ③人混みの地下街
    途切れることはなかった
以上の様に人が多く、電波が飛び交っている場所でも1度もBluetooth接続が途切れることはなく、結果として良好でストレスフリーで音楽を聴けました。
通勤時間などの大手町などでも途切れることなかったのでBluetoothの接続性は優秀でしょう。

MOMENTUM True Wireless 2の総評

MOMENTUM True Wireless 2の良い点

良い点

  • 老舗ゼンハイザーのフラグシップワイヤレスイヤホン
  • 音質は流石のゼンハイザークオリティ
  • イヤホンケースの質感とコンパクトさ
  • 外部音取り込み機能やノイズキャンセリングなど機能の多さ
  • イヤホンをタップをすることで機能のオンオフがありアプリで任意のカスタイマイズができる

 

MOMENTUM True Wireless 2の気になる点

気になる点

  • 値段と性能が釣り合ってない
  • 機能は多いが音質以外は中途半端な性能
  • 装着性がいまいちで長時間の使用に向いていない
  • ノイズキャンセリングのデシベル対応範囲

 

まとめ

強気のキャッチコピーと表記されているスペックでは期待感はありましたが、

値段が3万円後半とワイヤレスイヤホンとしては最高値で高級ワイヤレスイヤホンとしての位置付けですが、やはり音質や機能性を見ても値段以下の性能であり、ゼンハイザーのフラグシップモデルだから買っても間違いないスペックだろうという考えで購入すると少々ガッカリするでしょう。

多機能であるがゆえに、それぞれの機能が機能性に特化したワイヤレスイヤホンと比べると見劣りします。

ノイズキャンセリングや外部音の取り込み等優先したいのであればAirpodsproやWF-1000XM3を選んだ方が間違いないでしょう。

無駄に全部乗せしてしまって無駄に値段が跳ね上がってしまった印象がありました。

ですが音質自体はそこまで悪くなく、ノイズキャンセリング機能なども揃った機能はあるので、金銭的に余裕のある人や、ゼンハイザーという企業が好きなひとにとってはハマるのではないでしょうか。

個人的には中途半端な性能の機能が多く感じたのでオミットして価格下げてくれた方がSennheiser MOMENTUM True Wireless 2を選ぶユーザーも多いのではないかと思います。

よっぽどゼンハイザーにこだわりのない人だったら他のワイヤレスイヤホンを選んだ方が満足度が高い結果を得られるでしょう。

あくまで個人の意見ですが、同価格帯のワイヤレスイヤホンではTechnicsのEAH-AZ70Wの方が音質や機能性の完成度を見ても高い満足度が得られました。

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